きのこは難しい

先日物件の下見をしていたら、なんともかわいいきのこを発見しました。

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ころっとした柄(?)と、ころっとした笠。

なんてかわいい!と写真を撮ったはいいものの、収穫しようかどうか迷いました。
前にミヤマウグイスカグラを、かわいくておいしそうという理由だけで食べてみたことが、
植物博士のような人にばれ、そんな危険なことはやめた方がいいですよと、
やんわり優しく注意されたのです。
たしかに。
拾い食いをしてしかも仕事中に救急車で運ばれるなんて、恥ずかしすぎる・・。

きのこなんてもっと危険な気がするので、収穫はやめ、
せめて名前だけでもと、きのこ図鑑を開いてみました。
図鑑と画面を見比べ、これだろうと予想したものがあったのですが、
森のいきもの案内人、ピッキオの人に聞いてみると、
写真一枚での判断はできないとのことでした。

なんと、きのこの専門家ですら実物を見ても間違えて、
毒きのこを食べてしまうことがあるほど、きのこの種類判断は難しいのだそうです。
しかもこのきのこはまだ幼菌
(きのこの子供をこう呼ぶのだそうです!そういえばきのこは菌のかたまりでした!)
で、成長した老菌よりも特に似たものが多いとのこと。

またきのこは、見た目だけの判別はできないことが多く、笠を裂いた時の裂け方や、
つぼ(つまりは根)の様子なども判断基準になるそうなのです。

さすが菌・・・一筋縄ではいかないことがわかりました。

わだあきこ