浅間山に守られている気がします。

更新が遅れまして失礼しました。

毎日貴重な体験をさせてもらっています。まだまだ道路復旧の進まない別荘地もありますが、定住者滞在者との連絡は取れ人力で徒歩道と物資運搬などは行えている様子。星野エリア始め、界隈の別荘地も道路が繋がり灯油やプロパンバスなどの供給も何とか再開され始めた状況です。

復旧や道路状況、各地の雰囲気などは、また改めて抜粋してお届けします。

今回の大雪は、観測史上かつてない積雪量となり生活機能が麻痺しました。 大雪災害と言われる規模でありまして、大変な思いをされた方も確かに多かったと思います。 でも、地元で暮らす人々は皆明るく前向き、災害にあったという意識は少なく、皆協力して道路復旧に務めてくださっていました。

理由は、【停電がなく、電気水道が通常通り使えたこと。】【大雪以降、穏やかな快晴が続いていること。】

きっと他にもありますが、不便はあれど暖かな家でごはんが食べれて布団で寝れる状態であったことが、悲壮感を産まなかったのだと思われます。

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21日の浅間山です。 記録的な大雪の割には、春のような姿をしていると思いませんか?山の積雪が少なく地肌が見えています。

これは、14日夜から15日昼過ぎまで降り続いた大雪ですが、15日朝方から昼前まで、鉛色の空をブォウブォウとかつてない程の大風が吹き荒れていました。魔王のような不気味な大風・・ 実は、これが 【神風】 だったのです。

軽井沢はかつて草原でした。 カラマツ等が植林され、自生の木々も豊かに伸びましたが、寿命を迎える木々もあり台風や積雪で倒木が始まっています。 今回もこれだけの降雪があれば、木々に積もった雪が重みで倒れ、電線を寸断し停電が起こる・・ ということを一番に恐れていました。が、この魔王のような神風によって、軽井沢の木々に積もる雪はほとんどが吹っ飛ばされていました。 厳寒期のパウダースノーだったことも幸いでした。(積もらないパウダーで1m積もったことが凄いですが)

そして、19、20日は再び雪の予報でしたが、過ぎてみれば、15日の昼以降毎日スカイブルーの快晴が続き、黙々と作業を続ける町内の我々の心を暖かく照らし続けてくださっています。

浅間山の麓、豊かな大自然に 軽井沢町は守られている気がします。

~櫻井~