ピザ窯つくり4 基礎土台2号

こんにちは 桜井です。

『 ピザ窯を平地につくるにはどうすればよい? 』  
と聞かれることが多かったものですから、ピザ窯つくりのお手伝いをした現場のものも並行してアップしていきましょう。

DIY上級者のKさんの作業なのでとても丁寧 見栄えがしますのでご参考にどうぞ。

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軽井沢は70センチ

 の凍結深度の定めがあり、建築の際はそれ以上深く掘って基礎打ちをします。 寒冷地では地中の水分とともに土が凍り、地面が持ち上がったり歪んだりしてしまうため、基礎となる部分は深く作るものです。 でもまあ住宅ではありませんので掘り下げるのは50センチ前後でよいかと思いますよ。

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地面に鉄筋をぶすっと射します。強度を高めるために砂利を敷いた上にも曲げて組んだ鉄筋を置きます。 ちなみに、鉄筋を曲げる時は
 ≪空洞の空いた鉄パイプに鉄筋を突っ込んでぐぐっと90℃に押しまげる≫
 と、力を余り使わなくても曲げられますよ。

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捨てコン

 を施します。 おー工事現場っぽい。 ここから、水平をとりながら軽石ブロックを組んでいきます。 ブロックの3つ穴に鉄筋を通しながら、中にセメントを流し込んでしっかりガチっと固めて行きます。

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数日コンクリートを乾かしてから、升状になった空間に石や土を埋めて行きます。 ここでも中が凍結で膨張しないように上の方には厚めに砂利を敷き、捨てコンをし、床となりますのでしっかりコンクリートを適度に厚めにはって(流してならして)いきます。

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 仕事が丁寧!

装飾を施す前の、ベースの完成です。 ここまでしっかりと造っておけば今後の作業もより安心です。

では 続きます。

~桜井~


ピザ窯つくり3 耐熱レンガ登場!

こんにちは。 こちらの更新が滞り失礼しました。

前回より続きです。

型枠を外すとき、「自家製チーズケーキを型からはずす」イメージを描いていましたが、 結果的には ガンガンと木枠の角をカナヅチで叩いてはぎ取るような作業で外しました。 使いまわしできるかと思っていたんだけどなあ。。

これを作成の2007年は、職人さんが中軽井沢のコメリで耐熱レンガ (私が使ったのはフランスレンガのレオパルド。SK32とかと比べると安価で扱い易かったです) をコンテナで手配して下さり、都度必要な個数を買いに行かせてもらいました。 また別で紹介しますが、薪ストーブの長野総商さんでも耐熱レンガや耐火モルタルなどを仕入れて販売くださいます。

今回は窯の底部分を組みます。 大事な工程で、職人さんの指示を仰ごうと随分待っていましたが、教えてもらうと何てことなく 練ったモルタルを下地の上に敷きその上にレンガを並べ置いて、 平らになるように上に板を乗せながらゴムハンマーでトントントン・・ とモルタル内の空気を抜きながら水平を取っていきました。

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本当は目地(ブロックとの間)に9mmの角材を挟んで縦横キレイに均等に並べればよいかなと思いましたが、 まあまあ 窯の内側に入る部分ですし男作業だからいいかなと 割と適当に並べて作業を進めちゃいました。 結果、意外とキレイに並ぶものです。

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目地にモルタルを詰めていき、コテで押してくぼみを作ります。 ここはピザ窯の床となるので表面温度が高くなります。ですのでこのくぼみには 
 
「耐熱モルタル(耐火セメント)」

  を詰めて仕上げていきます。 (※注 私は節約で目地の2/3を普通のモルタルで埋めましたが、ゆとりのある方は1/2か目地自体は全部この耐熱モルタルで埋めたほうが良さそうです)

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当時、職人さんが同僚宅に2つ目の窯を作り始めていた現場を手伝わせてもらいながら 自分の窯は工程を真似て自分で創りました。 レンガの向きや細かなところはご自由で全然大丈夫でした。

改めて振り返りながら また更新していきますね

ps: 作成を検討されている方には遅いペースがもどかしいと思います。 そんな方は 
個人で緩くまとめたこんなもの

  がありますのでよろしければ参考にしてみてください。

また、当時お世話になった職人さんが、本業の合間をみてのゆっくり作業でもよければピザ窯作成の相談も出来そうです。 必要ありましたらこちらに相談下さいませ。

~桜井~


ピザ窯つくり2 基礎編

サクサクとした落葉を踏む足音からも、秋の進行を感じます。 サクサクとした落葉は、そう、落ち葉焚きへのカウントダウン。 クリも落ち、キノコも出て、これから信州の秋の味覚を存分に楽しめる季節到来です。

これからの季節のバーベキューもお勧めですよ。 焚き火でいも煮会、サンマ焼き、焼き芋、、やれることはいっぱいあります。 そしてそこにピザ窯があれば・・・ 秋味のピザなんかも素敵です。フォカッチャなんかも作れますし、アツアツを外でほおばりながらビールやワインで・・ ああ、間に合うかな??やりたいですね。

私ごとですが、ピザ窯2号機を作成することを決めました。 そこで、4年ぶりの2号機作成に向けて作る工程を振り返っておきます。 お客さん宅にも造るの手伝いに行きたいです[E:shine]

ピザ窯の重要な、基礎づくりです。 全開も書きましたが、この時点までコンクリートなんぞ練った事も無く、どういう原理で何をどのくらい混ぜたら ああいったカチコチなものになるのかまったく見当がつかない状況でした。

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軽トラで出かけ某所で砂を買い、コメリで袋入りのコンクリートを材を3,4袋ほど買ったと記憶しています。 

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前回の作業の後、土を突き固め、その上に断熱の空気層を作る為に砕石とレンガ破片を砕いて15センチほど敷き詰めます。 レンガは建築メーカーの友人から頂いたもの。砕石も再利用品でした。基礎中部分のレンガまで蓄熱してくれること、地面からの湿気や冷気を寸断してくれるため、あるに越したことは無い準備だそうです。

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表面を均一にならし、砕石を敷き、強度UPの為に鉄筋を置き、ベニアで作成した枠を被せます。 ここに、よく練ったコンクリートを流しこんでいきます。

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たっぷりと。 “船”と呼ばれるセメントを混ぜる小さめの桶で5杯ほど。 この時点では自分で練ったコンクリートが固いのか緩いのか良く分かりませんでした。 さて、どうなることやら。

雨がかからないようブルーシートをかけて、1週間ほど乾燥を待ちました。

・・続く。

~桜井~


ピザ窯のつくりかた

こんにちは 桜井です。

数年前、自宅の山荘の庭に ピザ窯を作りました。

「ある別荘のお庭にピザ窯を作ってあげたらオーナーが喜んでね。今までそんなに別荘使っていなかったのに、今では東京のご近所さんも連れて頻繁にピザBBQを開いて楽しいんでいるよ。家族3世帯の距離も縮まったみたい。」 

という話を職人さんから聞いた時、素敵だなと思いました。 集う場、そのきっかけにもなり、きっと楽しい想い出がたくさん生まれてきたのだろうなあと聞いてて嬉しくなりました。

とはいってもそんなピザ窯なんてもの、素人が容易に作れるものではありません。 「どこかで作るときには手伝わせてくださいね!」 と伝えると、「自分で作ってみればいいじゃん。」と。。 ちょっと、自力で庭を開拓し広げたりしていた最中だったので、テンションがあがり、やりますっ!と勢いよく返事
をしました。 ええ、本当は勢いで、半信半疑だったのですが。。。

何がきっかけで着工したのかは忘れましたが、夏の繁忙期が落ち着いたちょうど今頃の季節、ピザ窯作りの工事を始めました。 コンクリートを練るなんて行為も、この時が初めででした。

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ピザ窯を作る位置の土を削り、丸太に2本の棒をつけたもので土台となる部分の土を突き固めていきます。


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 ・セメント1:砂2:砂利3の割合で混ぜませ
 砂利が入ったものをセメント、砂利がないものがモルタルです。

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職人さんに教えてもらいながら、しっかりした基礎部分を作るべく、軽石レンガを加工し、鉄筋を使い、コンクリートを練って塗り固める作業を行います。

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私の場合は一部斜面を削って作り始めましたが、まったく平坦な場所に作る場合は、こんな感じのスタートを切ります。 懐かしいなあ・・・



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ではでは、またしばらく先に更新していきます。

~桜井~