冬の風物詩

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の朝方、軽井沢は
-17.7
℃を記録しました。

寒くて痛い、そしてトンボの湯から駐車場へ歩く間に髪が凍るというのがこのレベルです。

軽井沢の冬は北海道と同じくらい寒いと言われていますが、
-17
℃は
2005
年より住んでいる私にとって、

初めてだったように思います。


そんな軽井沢では、建物の標準装備として、水道管に凍結防止帯が巻いてあります。

水道が凍らないようにするためのヒーターが、コイルのように巻いてあるのです。

夏はスイッチを切り、冬になるとスイッチを入れて水道管を凍らないように温めます。

そして長期不在にするときには、水道管の中に水が残らないように水道を閉栓します。

水が残っていると、それが凍って、水道管が破裂してしまうからです。

それが軽井沢の常識です。



先日、約
2
週間お休みを頂戴しました。

しっかり水抜きをし、軽井沢を離れました。

ところが、南国のコスタリカでバカンスを楽しみ、極寒の軽井沢に戻ってきたときには、

すっかりその常識は頭から抜けていました。

ノースリーブでの思い出が、不凍栓のことなど、頭から押し出してしまっていたのです。


2/3
の朝目が覚めると、水道の蛇口につららができていました。

それでもまだ危機感を覚えず、家の中につららって、すごいなーとおもしろがっていました。

でも水が使えないので、とりあえずこれを溶かさないと、とやっと不凍栓のスイッチをオン。

 

家を出るときはまだ水が出ていない状態で、そのまま出社、

オフィスでその話をすると、先輩方が口々に、

それはまずい、水道が凍結してるんだ、破裂したら大変なことになる、とのこと。

そこでやっと、事態に気付いた私。


アパートに戻ってみると、外にいるのに、家の中から噴水音が。

慌てて元栓を閉め、玄関を開けてみると一面水浸しとなっていました。

主にキッチン(水深
3-4cm
)、そしてリビング一部。

何をどうして良いか分からず、とりあえずオフィスに電話すると、

別荘管理を担当している丸山さんと納富さんがバケツやぞうきん、ホウキなどを持って

かけつけてくれました。

 

呆然とする私をしり目に、まずは玄関まわりの家具を外へ出し、てきぱきと水を外へ掃き出してくれます。

そしてそのそばから凍っていく水・・

片付けには数時間を要しました。というか、まだリビングのカーペットは少し濡れている気がします。

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みなさま、水道管理には注意を払われることを心よりお勧め致します。


わだあきこ