前回イナゴの佃煮をご紹介しましたが、今回はさらにインパクトの強い、
蜂の子レポートです。
信州では昔から蜂の子を食べる習慣があり、昭和天皇も好んでいたとも言われます。
ある日櫻井さん(Naviスタッフ)が、明日蜂の子もらえるかも!と嬉しそうに言いました。
私の頭のなかに浮かんだのは、白くて小さいウジ虫みたいな、
針でつついたら中から何か得体のしれない液がでてきそうな、そういうのです。
想像しただけでも顔が歪んでしまいました。
見るのも嫌なのに、あれを触るなんてとんでもない!
ましてや自分の体の一部になるなんて!!!
食べるならどうぞお好きに、私は写真だけ撮らせてもらいます、ときっちり主張。
そして翌日、櫻井さんが蜂の子の炊き込みごはんをいただいてきました。
意外に普通・・・
カシューナッツみたい。
1年間バックパッカーをした私としては基本的に、
その地の食文化というのは尊重すべきものという考えがあります。
なぜなら食べ物はその土地の歴史や文化を表すからです。
海まで遠いこのエリアでは、基本的に食料は陸からのみ、
特に夏が終わったこの時期はきっと鶏卵や豆類が主な蛋白源だったのではないかと想像できます。
乾燥して保存できる豆類を、長く厳しい冬の間もたせようとすると、他に蛋白源が必要になるはずです。
(調べもせずに、想像だけで書いてますが・・)
そこでイナゴや蜂の子を食べるようになった。
そんな事情がある(と想像される)にも関わらず、外から来た人がそれを食べもせず嫌だというなんて、
本来失礼極まりない話だと思うのです。
生きていくために必要だったのですから。
ということで、一口食べてみました。
おいしい炊き込みごはんの味。
「お料理上手なお友達ですね」
でも、どうせ食べるなら、その味をしっかり知らないと!
蜂の子だけで食べてみました。
サクラエビの、身の部分が多いような感じでした。
櫻井さんのお友達さん、ありがとうございます♪
蜂の子を食べるチャンスなんて今後の人生で何度あるかわからない、と
しっかり記念写真も撮ってもらい、ご満悦でこのブログを書こうと蜂の子を画像検索しました。
やっぱり、顔が歪んでしまいました。。。
わだあきこ